香川県の経済効果を検証する – 交通網社会検証 –


高松市は、平成23年10月1日~平成24年3月31日の期間で社会実験を開始しました。趣旨としては、地方・地方都市が抱える問題「人口減少・経済低迷」の対策案としての実験だそうです。

琴電バスの提供

巡回バスをそれまでの1時間に1,2本から20分に1本以上に本数を増やしています。また、賃料も70~100円とリーズナブルで、企業側からすると営業マンが車移動するよりもこちらの方が「リスクも少なく安全に移動できる」と感じるのではないでしょうか?
高松市内在住の方たちの経済波及効果もありますが、四国圏外からの観光客や、ビジネスマンにとっても大きな影響を与えてくれることを期待します。


琴電バス案内
高松市都市計画要綱

都会では感じなかったギャップ

地方では、交通手段は自動車・バス移動がそのほとんどを占めます。香川県も例外でなく同じような習慣(移動は車という価値観)を県民は持っているのではないかと思います。広島県広島市、愛媛県松山市は少し違い、路面電車と路線バスで巡回交通期間を持っています。

では、都市部から来る人にとっては車移動可能でしょうか?答えは否だと私は感じます。観光は別として、普段の仕事については、四国圏外から来るビジネスマンにとって企業を回りやすくしている交通手段でなければ、訪問しにくいという点があります。

例えば、私が東京勤務だった頃、出張で香川県高松市の県庁に行くことがあったと仮定します。(実際、県庁は駅から徒歩15~20分程度です)

こちらは、私の主観です。
「新幹線で岡山、乗り換えて高松、そこからはバスかタクシー」となると、大変大きな出張です。20代の頃の私であれば出張拒否していてもおかしくないくらいです。「新幹線で高松→高松駅からバス1本」というのがあれば理想ですが、新幹線が通ってない四国にとっては難しい(ほぼ不可能な)選択肢です。せめて、岡山駅の乗換えがホーム続きでスピーディであってくれたら助かるのですが。

公共交通網の重要性

都市部に住んでいた時はあまり気にしていませんでしたが、「東京の地下鉄を知っている営業マンは成功する」を務めていた会社の上司が言っていたのをふと思い出しました。「移動時間をどれだけ短縮して行けるか。」という事だそうです。
公共交通網充実している地方都市はやはり発展しています。特に新幹線が通っている地域は。東京から経済を流すといういみでは、「岡山駅・高松空港から如何にビジネス街への移動をスムーズに行わせられるか、(その逆も然り)香川から東京・大阪・名古屋都市部へ以下に早くアクセスできるか」を検討する必要性があると感じています。

交通リスクの低減

公共交通機関が整備されると、移動の効率化だけでなくリスクの低減にもつながります。上記述べたように、企業側からしても社員への配慮もありますが、在住者(高齢者・子供)に対しても同じような効果があるのではないかと推測します。もちろん「安全な街」であれば、家庭をもつ者としては住みたくなる要因の1つになります。