3月4月は卒業、入学の時期でもあり、卒業の1つ下の学年の子たちは『就活』の開始時期でもあります。
大学3年生、短大・専門1年生、高校2年生などはそろそろ自分の社会人としての将来を考える時期ではないでしょうか。
1年ほど前にも軽く触れたかもしれませんが、今年もそろそろ時期なので、『ソーシャルメディアによる就活』略して『ソー活』について。
『就活』という言葉はいつから言われ始めたのでしょうか?個人的には社会の歯車にはまって働いているようなイメージを持ってしまいます。
それはさておき、ここ2年ほど前から言われ始めた『ソー活』(ソーシャルメディアによる就活)とIT勉強会による就職について記載します。
IT勉強会に参加していると就職できる?
- 求人情報を見て
- 履歴書・エントリーシートを書いて
- 書類選考通って
- 企業訪問して
- 一次・二次面接いって
こういった形式ばった就活もよいとは思いますがこういったのはいかがでしょう。
- IT系に限らず、業種それぞれのセミナーや勉強会・交流会などは都内に限らず地域でも開催されているイベントに足を運ぶ
全くの素人からでも参加できる交流会も中にはあります。私たちのようなIT系では、平日夜か週末にこういった活動をしている場合が多いです。平日昼間行う場合は企業一社員として研修を受けに行くケースが多い為、人事権を持つ人が参加している率は低いでしょう。
しかし、週末活動であれば直接技術者と繋がったり、人事部の方やいろいろな人と交流ができる場所となります。
こういった場所へ参加し、一度だけでなく数度足を運ぶと
- 名刺交換の癖がつく
- ビジネス挨拶と会話が身につく
- 初対面でも赤面・緊張・ひるまなくなる
という効果が期待され、『いざ、本命面接!』となっても気持ちに余裕をもって行動・会話ができます。
また、稀にですがこういった交流会の中で採用される事例もあります。IT業界では、一緒にハンズオンや勉強会に参加していればそれだけで『やる気ある学生』といった評価がつき、会話の中で『学生のスキル』が判断されることでしょう。
『学生のスキル』ですから、知識・スキル不足であっても『やる気と「時間≒将来の見込み」』分が補てんしてくれます。
新卒生の武器は、未来へ投資できる『若さ≒時間的猶予』です。体力ある企業はこの部分は大きく評価すると感じます。
もっと気軽なソー活
ソーシャルメディアを利用すると、上記よりハードルを下げ、気軽に社会人と対話しながら学生さんが目指す業種の状況や社会情勢を知ることができます。その業種の人から直接聞くことで、自分の進むべき道の先が推測できたり、意見をもらえます。営業的にいう『マーケティング(市場調査)』です。
ソー活の場合、ネットを介しての対話となりますが、それでも冒頭で書いた「形式ばった就活」よりは柔軟な情報を得られ、『いざ、面接!』という際には業種の動向や状況について的外れな回答はしなくて済むことでしょう。これら業界の人との活動は評価の1つととらえられる場合があります。
- 『FaceBookしています』
- 『SNS使って友達とコミュニケーションをとっています』
- 『FaceBookを利用することで普段の自分をみせています』
は0点ではないですが、高評価でもないと思います。
- 『FaceBookを利用して、この業界のこういう現場のこういった技術職の人たちと連絡を取り合ったりしています。』
- 『SNSを利用して勉強会情報を収集し、たまに参加しています。』
こういった人たちは連絡のやりとりで『ビジネス用語を覚え、勉強会などの参加でビジネス会話をある程度知識として入っているな』と好評価されます。人によっては話し込んでいくパターンもあると思います。そういった会話の中へ着いていけるかです。
ソー活サイトを利用している香川の企業
残念ながら、香川県内での『ソー活』サイト利用数は本当に少ないです。FaceBook特化の『ソー活.com 2013』では、全業種を検索してもわずか9社(1395社中)。
- 新日本ツーリスト株式会社 [いいね 426]
- 株式会社サンテ [いいね 107]
- 香川証券株式会社 [いいね 37]
- 南海プライウッド株式会社 [いいね 28]
- 富士産業株式会社 [いいね 17]
- 株式会社マキタ [いいね 10]
- 株式会社吉田石油店 [いいね 0]
- 株式会社穴吹ハウジングサービス [いいね 3]
- 株式会社味のちぬや [いいね 8]
「いいね」の数でいうと、「新日本ツーリスト株式会社」「株式会社サンテ」までが比較的採用活動を積極的に行ってそうに見えます。
最後に
偉そうなことを書いていますが、弊社は去年できたばかりで社員数名の小さな会社です。『~~です。』と言い切ってしまっていますが、小生の思い込みが強い部分もあるかもしれません。ただ、学生さんたちにはどんどん社会人と交流を持つ努力をしてほしいと感じ記載しました。(『勉強会』『セミナー』でなく『クラブ活動』でもいいかもしれませんね)