Excel資源をWebに簡単移行 – webcelインストール –


縁があってWebcelというソフトを知ることになり、ExcelでWebシステムを構築すると言う売り文句だったので、どのようなものか使用してみました。

webcelとは

webcel」とは現状あるExcel資源をWEBシステムに移行する為のパッケージソフトらしいです。

今年から中小企業向けに経済産業省がJ-SaaSを展開するなど、SaaSモデルが流行ってきていますが、この「Excelからシフトする」ツールを使用したら簡単に社内システムができるのでは?もしくは、ESB「Enterprise-Service-Bus:エンタープライズサービスバス」か、SaaS基盤として使用できないかと思い期待しています。

構築環境

環境はWindowsXP, Apache,Webcel,Mysql,Office2007(Excel2007)を使用します。

各種ソフト取得

個人PCにて評価版を使用するで以下を用意。

ソフト 説明
Office2007 60日間評価版 Offce2007試用版はOffice Onlineから取得します。試用版のシリアルキーが発行されるので控えておいてください。
XAMPPの取得 XAMPP Windows版 1.7.2の「EXE (RAR-Sfx)」を取得します。
MySQLのODBCドライバー 「Windows MSI Installer (x86)」を選択。

インストール

Office2007(Excel2007)

ダウンロードしたExeファイルを起動しそのままインストールします。
インストール時に上記ダウンロード時にサイトで取得したシリアルキーを入力する必要があります。
また、インストール後は1度Excelの起動確認をしてください。

XAMPPのインストール

解凍するとインストーラ(.msiファイル)が起動します。
インストール先を「C:xampp」にし、インストールします。

MySQLデータベース作成

Mysqlのデータベースとユーザを一気に作成します。

※Skypeや、Apache・IIS等を起動している方は予め停止してください。

1.Xamppをインストール後、Xamppコントロールパネルを開きApache,Mysqlを起動します。

xampp1

起動すると、ボタンは「停止」表示され、ボタン横に「起動」と表示されます。

2.Mysql側の「Admin」ボタンを押し、管理画面(phpmyadmin)を開きます。

xampp2

3.管理画面上部タブから「特権」を選択し、「新しいユーザを追加」を選択します。

myadmin

4.以下のように設定し、ページ下部の「実行」ボタンを押下します。

ユーザ名 webcel_test
ホスト localhost
パスワード webcel_test
ユーザ専用データベース 「同名のデータベースを作成して全ての情報を与える」を選択

myadmin2

以上でMysqlのデータベースが作成されました。

MysqlODBCドライバーのインストール

次にMysqlのデータベースにWebcelから接続するためのODBCをインストールします。

MysqlODBCドライバーのインストール手順はこちらを参照()にしてください。

※リンク先の項10については以下の設定にしてください。
「TEST」ボタンで接続が確認できたら成功です。

項目 設定値 説明
Data Source Name webcel_test 任意の文字列を入力する
Description 空欄でよい
Server localhost MySQLをインストールしたServerのホスト/IPアドレスを入力する
User webcel_test DBのログインアカウントを入力する
Password webcel_test Userのパスワードを入力する
Database webcel_test 接続するDBを選択する

webcelインストール

Webcelをインストールします。
1.インストーラCDを起動します。
2.「2webcelのインストール」を選択。
3.「Excel2007をお使いの方」を選択。
4.後はそのまま「次へ」を選択して進めていきます。

CGIとドキュメントフォルダの設定

インストール後、「C:\program files\webcel」配下にある
wc3・wc3docフォルダを「C:\xampp\htdocs」配下にコピーします。

webcelライセンス登録

「全てのプログラム」-「Webcel CE」からwebcelのライセンス登録を行います。ライセンスは評価版に同封されています。
menu

以上でインストールは終了です。