sugarCRMとGoogleカレンダー(ical形式)連携

sugarCRMで登録された予定を自分のGoogleカレンダー(ical形式)と連携させることができます。連携には「sugarCRMからGoogleカレンダーへの反映」と「GoogleカレンダーからsugarCRMへの反映」がありますが今回は前者の方法です。

前回の記事ではsugarCRMのインストール手順とデモ環境、Android連携をご紹介しました。ところが実際使用する際に「Android端末を持っていない人向けにはどうしたらいいの？」といった課題がでてきます。今回は、別記事にて紹介したmobicalとうまく連携できればと思い、sugarCRM-mobical-Googleカレンダーといった連携を想定して掲載しました。
これでsugarCRMを使用している企業はAndroid端末＋DOCOMO(iモード)＋AU（Win）＋SoftBank携帯でスケジュール管理を一括で管理できます。

参考元

SugarForrum.jp(他ソフト連携)

環境

対応したバージョンは[バージョン 5.2.0j (ビルド 5804) sugarCRM COMMUNITY EDITION]です。

sugarCRMの予定からGoogleカレンダーへ反映

こちらは上記参考元と同様手順ですがiCal Pacheのみ弊社でカスタマイズしました。

Sugarでの準備

各ユーザでログイン後、「ユーザ設定」からパブリッシュキーを設定します。（キーは任意の英数字です）

iCal Patchを適用

iCalPacheのver 0.8.2が元ソースとなります。（最新ver0.8.2 2011/05/06現在）
デモ環境ではこちらのパッチをそのまま適応しても動かなかったので、弊社にて2011/5/6現在のGoogleカレンダー連携用に修正しました。
iCal Patch取得後sugarCRMに管理者でログインし、モジュールローダーで本パッチを[アップロード]、[インストール]、[有効化]します。

※上記、5.2j日本語対応パッチについては、オリジナルソースを編集した為、ライセンス確認の上配布させて頂きます。ご希望される方は別途お問合せください。

Googleカレンダーで購読する設定

Googleログイン後Googleカレンダーにアクセス
画面左側の「他のカレンダー」の下の「追加」をクリック、メニューから「URLで追加」タブを選択
URL記入後「OK」とする。

URLについて
URLは「http://HOST/ical_server.php?type=ics&user_name=ユーザ名&source=outlook&key=パブリッシュキー」となります。パブリッシュキーは事前に設定したユーザ個々の設定値です。

※Googleカレンダー連携させるには、SugarCRMが公開されている事が前提となります。社内イントラネット環境やアクセス制限をかけている場合は、アクセス先を解除する必要があります。アクセス先は上記手順記載のical_server.phpになります。

以上でGoogleカレンダーへの反映ができました。

iCalPatch の配布

zamuuではGPLver3ライセンスに従ってiCalPatchの配布を行っております。
iCalPatch修正版です。iCalPatch ver0.8.2を元に修正しています。動作確認は「sugarCRM バージョン 5.2.0j (ビルド 5804)日本語エディション」で行っています。

[パッチ元ソース]
iCalPatch配布サイト
 iCalPatch ver0.8.2

お読みください

Android端末からの情報流出(2011/05月現在)を受け、商用目的での利用をお勧めしておりません。個人利用に限ってご利用することをお勧め致します。

ライセンス

sugar_iCalPatch_zamuu（以下、本パッチと言います）は、GPLライセンスversion3に基いて配布されます。

弊社免責事項

以下記載内容については弊社での責任は負いかねます。

sugarCRMからGoogleアカウントで使用しているサービスへの顧客情報・個人情報の流出・漏洩。
Googleアカウントで使用しているサービスからsugarCRMへの顧客情報・個人情報の流出・漏洩。

（顧客情報を取扱うパッチですので、個人情報漏洩・流出のおそれもありえます）

ダウンロード

sugarCRM5.2(日本語エディション向)ダウンロード
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