最近ニュースで取上げられるようになった「放射線量」についてみなさんはどのくらいの知識がありますか?私自身は放射線・放射能・放射物質といったものについて、知識が乏しく説明もきちんとできません。また、最近良く耳にする「ガイガーカウンター」といった放射線量測定機のような専門的な機器ももちろんもっておりません。(一般家庭はもちろん、一般企業でもあまり持っていないのではないでしょうか)
今回は「日本Androidの会」のブースで「Wireless Japan2011(東京ビックサイト)」に展示予定の作品を紹介します。
『放射線量を自動測定してTwitterで共有する』といった機器とアンドロイドアプリのコラボ製品『imaocande』です。放射線量については、メディアでも取上げられるようですから、もしかしたら放射線量測定機器は各地域で潜在的なニーズとなっているのかもしれません。
imaocandeとは
imaocandeとは放射線量を測定し単位時間当たりの積算数を一定間隔でtwitterのタイムラインにつぶやくBOTである。
imaocande製作者(今岡さん)の声
来週からのWJ2011に日本Androidの会のブースに展示予定です。現在皆さまのおちからをお借りして、Android端末で計測結果をモニターできるVievwerを開発して頂いております。
本体機器について
随時放射線量をカウンターする機器です。一定期間毎にTwitterへ測定結果を送信します。
本体の構成
茶色いボードに乗っている機器がimaocandeに関わるシステムです。
- 左上がバッテリー
- 右上がimaocano(Arduino互換機)+Ethernet Shield
- 左下がGPSモジュール
- 右下がガイガーカウンター
imaocande制作者
企画・基本設計・本体機器制作:今岡さん
Twitter : @imaoca
Androidアプリ
本体機器から計測した情報はTwitterで公開されているので、Androidアプリ開発者が好きにアクセスできます。既に複数のAndroidアプリが公開されています。
アプリその1(imaocande)
Android側では測定結果の表示や測定された場所が地図表示されます。
imaocandeアプリ制作者
Androidアプリ制作:中山さん
Twitter : @jumpeinakayama
Androidアプリデザイン : 岩倉@女子
Twitter : @zamuu
こちらのアプリはGoogleコードに公開されています。
アプリその2(imaocande-forest)
こちらは@IT「サーバサイドJavaScriptの本命「Node.js」の基礎知識」の著者である森さんが作成したアプリです。こちらのアプリはGoogleコードに公開されています。
imaocande-forestアプリ制作者
Androidアプリ制作:森さん
URL : http://d.hatena.ne.jp/forest1040/
製品情報
Imaocande Viewerの仕様書
仕様書はGoogleドキュメントで公開されています。また、imaocandeから送信されるデータのつぶやき先は『@imaocande』になります。
製品の問合せ先
・日本Androidの会四国支部
・今岡さん
今後の予定
現状のImaocandeはArudinoをベースにシステムを構成していますが、Androidへの組込み開発も進行中です現在はtwitterで連携していますが、さまざまなシステムと連携してソリューションとしてサービス提供ができてもおかしくないくらいの製品です。
紹介サイト
追記
2010/05/28 メディア紹介
「imaocande」が日本Androidの会の会津若松支部と一緒に、新聞紹介されています。
2010/06/09 NINJAプロジェクト発足
「日本Androidの会」四国支部&会津支部で、放射線観測系の活動として「プロジェクトNINJI」が発足しました。